
妊娠すると、できる妊娠線は、産後も痒みが治まらないことがあります。
痒みというのは、掻けば落ち着くということはなく、掻けば掻くほど痒くなり、また掻きすぎたことが原因で皮膚がただれてしまったり、炎症が起きてしまい、キズが色素沈着として残ってしまうことも。
産後の妊娠線の痒みの原因や対処法についてご説明します。
引用:https://mamanoko.jp/
Contents
妊娠線とは
妊娠線は、肌の表面にあるように見えますが、表面にできているわけではありません。
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織という皮膚の層になっており、表皮は弾力があるため伸びやすいのですが、真皮や皮下組織は弾力がありません。
急激にお腹が大きくなることで、真皮や皮下組織が裂けることで傷が生じます。
これが妊娠線の正体です。
亀裂ができるのは、皮膚の内部なのですが、表皮が薄いために、皮膚内部の傷がみえ、それが妊娠線となって見えます。
表皮ではなく、真皮・皮下組織に亀裂のため、修復はとても難しく、出産後も完全に妊娠線を修復するのは難しいとされています。
引用:http://mamaru.co/
妊娠すると、ホルモンバランスの変化などの影響で肌質が変わることもあります。
また、妊娠前よりも基礎代謝が上がるため、汗腺の機能が活発になることで、いつもよりも汗をかきやすくなります。
皮膚が乾燥したり、肌が敏感になることで、痒みを感じることが多くなるのです。
また、妊娠線は、真皮や皮下組織の亀裂です。
つまり、皮膚の表面にできるキズと同じです。
キズがかさぶたになると、痒みが生じることがありませんか?
それと同じです。
妊娠中に痒みが生じる場合は、乾燥やホルモンバランスの変化が原因とされていますが、産後に起きる妊娠線の痒みは、真皮や皮下組織に亀裂が入ったことで起きる、キズあとの痒みと同じものです。
妊娠線は、肌の表面ではなく、皮膚の内側とはいえ、キズはキズですから、痒くなることはもちろんあります。
妊娠中、乾燥による痒みの場合は、保湿を心掛けたり、汗を拭いたり、柔軟剤を低刺激性のものに変えたりなど、あらゆる対策ができますが、産後に痒みが生じている場合には、真皮や皮下組織の亀裂、つまりキズによる痒みなので、保湿をいくらしたところで、痒みが治まることはありません。
引用:https://www.sugimoto-dent.com/
我慢できない場合は、皮膚科を受診しましょう
ほとんどの場合、皮膚科ではステロイド剤が処方されますが、ステロイド副作用の不安があれば、素直に担当医に相談してみましょう。
ステロイド剤の効果や強さについては、レベルがありますが、用法をしっかり守って使用していれば、問題はありません。
しかし、やはりステロイド剤は使用したくないということであれば、妊娠線専用のクリームやオイルを使用するのも良いでしょう。
また専用のオイルやクリームを使用することで、妊娠線のかゆみが治まることもあります。
引用:http://news.livedoor.com/article/detail/11491527/
痒い時の対策方法
痒みがひどいと、どうしても掻きむしりたくなります。
しかし、痒いからといって、掻きむしっても痒みは治まりません。
むしろ、痒みはひどくなってしまう一方です。
掻きすぎてしまうと、皮膚がただれてしまい、炎症をおこしてしまいます。
皮膚が炎症を起こしてしまうと、それこそ、治るのにも時間や費用も掛かってしまいますし、見た目も更に醜くなってしまいます。
では、どうしても痒いときは、どう対処したらよいのでしょうか?
刺激の少ない下着や服を選ぶ
痒みで皮膚が敏感になっていると、ちょっとした下着や服でも、更に痒みが出たりすることもあります。
特に直接肌に触れる下着の素材は、気をつけましょう。
化学繊維素材の下着は、肌の摩擦が起きやすいと言われています。
シルクやコットン、自然素材のものを身に着けることで、刺激を和らげることができます。
汗をかいたら着替える
汗や汚れなどで、更に痒みが生じる場合もあります。
また汗などの水分で、キズ口がしみたりすることもあります。
汗をかいたら、こまめに拭いたり、下着などを着替えたり、できるだけお肌を清潔に保つようにしましょう。
冷やす
冷やすのも、とても効果的な方法です。
温めると痒みは強くなり、冷やすと痒みは引いていきます。
濡れタオルなどで、一時的に痒みを沈めてあげたりすると良いでしょう。
冷たすぎるタオルより、体温よりも少し温度で、患部を冷やすのが効果的です。
柔軟剤の使用を控える
体を拭くタオルや、服などに柔軟剤が残っていると、それが原因でさらに痒みが出てしまうことがあります。
柔軟剤を使用すると、乾いた後には優しい手触りや香りなどで気持ちがいいのかもしれませんが、使用することにより痒みが出てしまっては、辛いです。
引用:https://news.yahoo.co.jp/
掻きすぎるとひどくなる
かゆいからといって、掻きすぎてはいけません。
蚊にさされたときと同様に、掻きすぎると炎症を起こすことがあります。
悪化すると、色素沈着が起こることもありますので、冷やしたり、クリームを塗るなどの対策をすると良いです。
引用:https://xn--o9jl232u9yjpva70g217f
まとめ
いかがでしたか?
妊娠線の痒みは、妊娠中と出産後では違います。
しかし、痒みが我慢できず、辛いのは同じです。
妊娠線ができる前に、クリームやオイルを使用して、あらかじめ妊娠線ができないように対策をしましょう。