妊娠線っていつからできるもの?

妊娠してお腹がどんどん大きくなっていくことは、とても喜ばしいことです。

お腹の赤ちゃんの成長を実感できることでしょう。

しかし、お腹がどんどん大きくなっていくことで、気を付けなければいけないことがあります。

それは「妊娠線」です。では、この妊娠線とはいつからできる物なのでしょうか。

そこで今回は、妊娠時にできる妊娠線についてご紹介しましょう。

妊娠線とは

妊娠線は、妊娠中にできる肉割れの線の事です。

ストレッチマークとも呼ばれています。

この妊娠線は、妊娠した人全てにできるものではありませんが、50~80%の妊婦さんにできると言われています。

また妊娠した人だけではなく、急激に太った人や、過度に筋トレをした人などにもできます。

しかし、どのような人でも、妊娠線ができる原因は同じです。

皮膚の表面にできると思っている方が多いと思いますが、実はできる場所は皮膚の表面ではないのです・・・!

 

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織という皮膚の層になっています。

一番上にあるのは表皮、つまり肌の表面の皮膚です。

これは弾力があるため伸びやすい構造になっています。

一方、表皮の下にある、真皮や皮下組織は弾力がなく、急激にお腹が大きくなることで、真皮や皮下組織が裂けてしまい、内出血を起こしてしまうのです。

表皮はとても薄いため、亀裂が見えてしまいます。

表皮ではなく、真皮・皮下組織に亀裂が入るので、出産後もなくなることはないのです。

妊娠線はいつからできる

妊娠して、すぐにお腹が大きくなるわけではありません

お腹が大きくなり始めるのは、一般的に、つわりが治まる5~6ヶ月頃です。

つまり、妊娠線もそのころにでき始めます。

妊娠が分かってから、つわりが治まる妊娠中期ごろまでは、少しずつお腹の膨らみは出てくるものの、急激に大きくなることはありません。

しかし、5ヶ月を過ぎたあたりから、お腹の赤ちゃんはどんどん成長してくにつれて、お母さんのお腹はどんどん大きくなります。

また、今まであまり大きくならなかった人でも、8ヶ月頃から、急激に大きくなることもあります。

実は、生まれてくる赤ちゃんは平均3000g前後の重さがありますが、妊娠7ヵ月(妊娠27週)では、お腹の赤ちゃんの体重はわずか1000gほどなのです。

妊娠後期から、赤ちゃんは急速に成長し、3週ごとでおよそ500gずつ体重が増えていきます。

それに伴い、お母さんのお腹は急激に大きくなるのです。

妊娠線ができる原因

妊娠線ができる原因は、皮膚の内部組織が断裂してしまうのが原因です。

表面の皮膚は、伸びやすいのですが、内部は急激な体重の変化に耐えられずに、繊維が断裂し、その結果、赤紫色の線ができます。

また、皮膚が断裂すること以外に、ホルモンの変化も妊娠線ができる原因であるといえます。

妊娠中はグルココルチコイドという肌の弾力を失わせるホルモンが分泌されるようになります。

このホルモンの働きによって、ターンオーバーが抑制され、肌の新陳代謝が悪くなります。

この結果、皮膚が弱くなり、妊娠線など肌トラブルが起こりやすい状態になります。

妊娠線ができるタイミングは人によって違う

一般的には、妊娠後期が一番多いとお話しましたが、これは人によって個人差があります。

妊娠線ができる原因は、急激な体の成長とホルモンの変化なのですが、もう一つ理由があります。

それは「乾燥」です。

冬になると、空気が乾燥してくるため、身体中の潤いも足りなくなってきます。

実は乾燥も、妊娠線ができる原因の1つなのです。

 

冬になると、お肌が乾燥しやすくなるため、スペシャルケアを行う人も少なくはないと思います。

常に空気にさらされている顔などの皮膚には、基礎化粧品でしっかりと対策を取る人は多いのですが、お腹や太ももやお尻などはどうでしょうか。

いつも衣類で隠されている部分なので、あまり気にはしない人が多いでしょう。

しかし、妊娠したことにより、身体が大きくなると共に、ホルモンバランスの変化のため、皮膚の状態は、妊娠線ができやすい状態になっています。

 

また、妊婦のお母さんの身体は、お腹の中の赤ちゃんを守るために、血液がたくさん使われます。

お母さんの身体は、常に水分不足状態となっているはずです。

肌が乾燥すると、妊娠線ができやすくなります。

そのため、妊娠中期や後期に入る人は、要注意なのです。

 

妊娠線は消えるのか?

肌の表面(表皮)にできた傷であれば、肌の代謝によって傷跡は消えることが多いですが、妊娠線は表皮ではなく、表皮の下に皮膚内部にできた傷です。

ですので、表面だけケアしても消えることは難しいのです。

表皮の下にある、真皮や皮下組織の亀裂を完全に修復することは不可能ではありませんが、とても困難です。

つまり一度できてしまった妊娠線を完全に消すことは至難の業なのです。

ですが、初期にできてしまう赤紫色の妊娠線であれば、ほぼ目立たなくなることもできます。

なので、消えないと思って何もケアしないのはもったいないです。

妊娠線が消えるかは、個人の生活習慣によるところもありますし、肌のターンオーバーは年齢によっても、異なりますから、消える・目立たなくなるなどは個人差があるといえますね。

ここで諦めるのか、諦めずにケアを続けるのかで、産後の妊娠線で悩まされる度合いが変わっていくのです。

大切なのは予防

できてしまってからのケアは大変ですので、まずは妊娠線ができないようにしっかり予防することが大切です。

妊娠線ができないように、あらかじめ妊娠予防クリームを塗って、保湿を心掛けることが必要です。

もちろん妊娠線予防クリームは、お腹の赤ちゃんに影響はないとされています。

ですので、お腹が大きくなる前から、しっかり保湿してケアをしていくのが良いといえます。

まとめ

いかがでしたか?

妊娠線がいつできるのかについて、ご紹介しました。個人差がありますが、一番できやすい時期は、臨月です。

また妊娠中期から後期にかけて、お腹が少しずつ大きくなる時期も注意が必要です。

妊娠線ができる原因と時期をしっかり把握して、妊娠線ができないよう予防しましょう。