
妊娠を経験した約80%の人に妊娠線はできると言われています。
予防をしっかりしていても、妊娠線ができてしまうこともあります。
特に夏場は、肌を露出することが多くなるため、妊娠線はとても気になってしまいます。しかし、妊娠線はレーザーで治療ができるとしっていましたか?
そこで今回は妊娠線のレーザー治療について、ご紹介します。
引用:https://ninsin-akachan.com/
Contents
妊娠線とは
妊娠線は、肌の表面に現れるため、皮膚の表面にできる線と思っている人も多いと思いますが、実は違います。
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織という皮膚の層になっており、表皮は弾力があるため伸びやすいのですが、真皮や皮下組織は弾力がなく、急激にお腹が大きくなることで、真皮や皮下組織が裂けてしまい、内出血を起こしてしまうのです。
妊娠線はお腹だけにできるとは限りません
妊娠すると、お腹だけに妊娠線ができるというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、妊娠線は他の場所にもできます。
胸やおしり、二の腕や太ももにも、妊娠線ができることだってあるのです。
太ることで、皮膚が伸びますが、その伸びに内側の皮膚が対応できずに、断裂が起こるのです。
皮膚の内側の真皮・皮下組織に亀裂が入るので、治ることなく残ってしまいます。
引用:http://www.rei-dc.com/
レーザー治療
レーザー治療とは、熱の刺激を皮膚にあてることで、肌が自分の力で再生するように促すことです。
また皮膚の表面に、レーザーを当てますが、実はそのレーザーの光は表皮の下にある真皮に働きかけるのです。
妊娠線は、表皮ではなく、真皮や皮下組織が裂けたものですから、レーザーの光を直接知真皮に当てることは、とても効果的な治療方法であります。
レーザーの熱によって、真皮層にあるコラーゲンを生成することができ、そのため古い角質が剥がれ、新しい皮膚の細胞が再生するのです。
気になる効果については、個人差がありますが、レーザー治療を受けた多くの人が、「妊娠線が目立たなくなった」「薄くなった」と効果を実感しています。
しかし、大切なのは、レーザー治療で、妊娠線を消すということではなく、「薄くする」「目立たなくする」ということです。
どんな傷でも、一度できてしまった傷を完全に消すことはできません。
あくまでも、「目立たなく、薄くする」という治療方法ということは、覚えておきましょう。
治療方法
妊娠線ができたばかりのときは、お腹が大きくなった結果に皮膚の内部が割けて内出血ができ、赤紫色の線ができます。
これを新妊娠線と呼びます。
一方、内出血がおさまってきて、妊娠線が白っぽくみえるものを旧妊娠線と呼びます。
赤紫色の線の状態の時は、内出血を起こしているため、レーザー治療することはできません。
しかし、白っぽい旧妊娠線になり始めると、内出血は治まっているので、レーザー治療が可能になります。
引用:https://woman.excite.co.jp/
レーザー治療は保険が効かない
レーザー治療は、主に美容皮膚科などで受けることが出来ますが、レーザー治療の費用は、医療保険が適用できないため、全額自己負担となります。
各クリニックによって、取り扱っている機械が違うことから、レーザー治療と一言で言っても、さまざまな治療方法があります。そのため、費用もクリニックによって、異なってきます。
安いものでは、1回1万円程度から、高くて20万円ほどの治療方法もあります。
また、妊娠線の範囲や深さは、人によって違います。
当然、レーザーを照射する回数などが異なるため、一概にレーザー治療は〇〇円だとは言い切れません。
レーザー治療の費用や時間は、個人差があるのです。
一般的な妊娠線の場合は、3~5回程度は、レーザー治療をする必要があり、費用は10~20万円ぐらいは、かかるものだと思っておきましょう。
レーザー治療のメリットとデメリット
短期間で妊娠線を薄くすることができる、レーザー治療ですが、赤ちゃんのお世話をしながら、クリニック行く時間や費用のことを考えると、やはり、レーザー治療のメリットとデメリットを知っておきたいことでしょう。
ここで、レーザー治療のメリットとデメリットについて、まとめてみました。
レーザー治療のメリット
- 短期間で妊娠線を薄くすることができる。
- 肌の再生を促すことで、皮膚のたるみや肌質が良くなる可能性がある。
- ほとんどのクリニックが予約制のため、待ち時間が少ないことが多い。
やはり、一番大きなメリットは、短時間で効果を実感できることです。
妊娠線専用のクリームを使用して、自宅でのセルフケアでも、妊娠線を薄くすることは可能ですが、根気よくケアをしていかなければいけません。
レーザー治療のデメリット
- 費用が全額自己負担(医療保険が使用できない)
- 副作用
- 安心なクリニックを選ぶために、下調べをしなければいけない
- 子どもの世話をしながら、通院することはとても手間がかかる
費用の面が一番大きなデメリットでしょう。
またほとんどの場合、子どもをクリニックに連れて行き、レーザー治療を受けることは難しいため、家族のサポートが必要になります。
レーザー治療は、身体にメスを入れずに、短時間で済ますことが出来ることからおすすめの方法ではありますが、まれにレーザー照射熱によって、火傷してしまう恐れがあります。
肌が弱く、副作用心配な人は、一度に広い範囲でレーザーを照射するのではなく、回数はかかってしまいますが、少しずつ皮膚の様子を見ながら、レーザー治療をおこなうことをおすすめします。
レーザー治療と合わせて
コストのかかるレーザー治療を行ってまで、妊娠線を薄くしたいという人は、一日でも早く、醜い妊娠線から解放されたいと願っているからでしょう。
レーザー治療を受けているからといって、自宅でなんのセルフケアをしないのは、もったいないです。
レーザーと合わせ、妊娠線専用のクリームを使用し、自宅でセルフケアをすることで、より早く妊娠線が薄くなる可能性もあります。
また新陳代謝を活性化させる生活習慣なども、見直すことが大切です。
事前調べをしっかりとしよう
レーザー治療によって、肌は軽く火傷をしている状態になります。
肌に負担をかけることで、肌が再生し、早く効果が現れる人もいれば、体質によってレーザー治療が合わない人もいます。
そのため、必ず実績があり、安心してレーザー治療を受けられるクリニックで施術するようにしましょう。
費用や回数、治療方法など、不安に思っていることは、しっかりと医師に尋ねるようにし
万が一、レーザー治療は自分には向いていないと判断した場合は、時間はかかりますが、妊娠線専用のクリームでセルフケアなども行うことが出来ますから、決してあきらめないでください。
引用:https://xn--o9jl232u9yjpva70g217fcheus0e.com/
まとめ
いかがでしたか?肌の奥になる「真皮」に直接働きかけ、細胞を活性化させて、新しい皮膚の再生を促すレーザー治療は、妊娠線を消すのに、高い効果を得ることが出来ますが、治療方法も費用もクリニックによってさまざまです。
また副作用などのリスクも絶対にないとは言い切れませんから、レーザー治療を行う際は、まず無料カウンセリングを受けてから行うようにしましょう。